懺 悔 記

虎になりたくない、三十路目前女子のブログ。

先行き不透明

新入りのシェアメイトがうるさい。ばかでかい生活音で、今そいつがどこにいるのか、 Googleマップばりの正確さでわかる。
生活するのに、そんなに音を発生させる必要はないだろうに、 ドアの開閉、廊下の歩行、階段の昇降、 すべてに爆音が付随してくる。
それだけでも腹が立つというのに、窓の閉め忘れ、 共用玄関の鍵のかけ忘れ、エアコンつけっぱなしなど、 こちらの生活に害を及ぼしてくるのが気にくわない。
はるばる東北からやってきたらしいが、即刻、 お引き取り願いたい。
どこまでも心の狭いとら子であった。


さて、婚活もとい恋活をあきらめて、1週間ほど経過した。
いつものごとく、すべてがめんどくさくなった。


ついでにオーストリア留学も、調査の結果、 困難であることが分かった。
オーストリアに留学しようと思ったら、基本的に、 音楽留学か語学留学の2択である。
音楽は留学できるほどの技量と熱意がなく、語学留学しようにも、 ドイツ語がめっぽう難しい。冠詞の多さに混乱し、 早くも心が折れた。
やむなく大阪でドイツ語を学べる場を探したが、 初級コースは8月上旬からスタートしており、 機を逃した形となる。
そんなわけで、先週末の土日は、自室で蚕のように転がって、 桑の葉(もといお菓子)を食みながら、思考を放棄していた。
時折、思い出したように三島由紀夫の『金閣寺』を読み、 文学的美しさに震える以外は、何の生産性もない休日だった。
今週末も、同じ道をたどりそうな気がする。


人はいったい何が楽しくて生きているのか。 という問いが頭をよぎり、 また良くないループにはまりつつあることに気づく、 今日この頃であった。


さて、先日受けた健康診断の結果が返ってきた。
思ったより健康体だったが、やや脂質異常ということで、「 気を付けましょう」とやんわり言われた。


気は付けている。行動が変わらないだけである。


健全な精神は健全な肉体に宿るという。
しかし、とら子のごとく、そこそこ健全な肉体でも、 鬱屈した精神しか宿らない人間だっている。


どこかに落ちていないだろうか、燦然と輝く太陽のような、 前向きで頼もしい男は。

この際もう女でもいい。

1人で死ぬのだけは嫌なとら子に、出会いはあるのか。

 

乞うご期待。